日本代表の対戦相手、オランダ。サッカーが強い国として知られていますが、地理の学習でもとても重要な国です。
今回の時事問題では、W杯で日本とオランダが2-2で引き分けたニュースを入口に、オランダの国土の特徴である低地・干拓・堤防を親子で整理します。
目次
ミニ問題
オランダの国土の特徴として有名なのは、次のうちどれでしょう?
A:砂漠が多い
B:世界一高い山がある
C:海面より低い土地がある

正解は、C:海面より低い土地があるです。

今日のニュース:日本とオランダは2-2引き分け
AP通信などによると、2026年W杯のグループF初戦で、日本はオランダと対戦し、2-2で引き分けました。
オランダはヨーロッパのサッカー強豪国として知られています。ただ、相手国を「サッカーが強い国」で終わらせるのは少しもったいないところです。オランダは、地理の学習でもよく出てくる国だからです。

小学生向け:オランダの低地・干拓・堤防
オランダは、海に近く、土地がとても低い国です。場所によっては、海の水面よりも低いところに人が住んでいます。
そのままだと水が入ってきてしまうため、人々は堤防をつくったり、水門やポンプで水を外へ出したりしながら、土地を守ってきました。

なぜ大事?地形が暮らしを変えるオランダの例
この話が大事なのは、地形が人々の暮らしや産業に大きく関係しているからです。
山が多い国には山の暮らし方があります。雨が少ない国では水を大切にする工夫があります。そしてオランダでは、低い土地を守るための工夫が発達しました。

時事問題ポイント:低地・干拓・堤防をセットで覚える
中学受験でオランダを覚えるなら、次の3つをセットにしましょう。

1つ目は、低地。
国土の一部が海面より低いことで知られます。約4分の1が海面より低いとされます。
2つ目は、干拓。
海や湖の水をしめ切り、水を抜いて、土地として利用することです。
3つ目は、堤防。
海や川の水から土地を守るための仕組みです。
答え方の例
作文や会話で答えるなら、次のように整理できます。
「オランダは、国土の一部に海面より低い土地がある国です。そのため、堤防や水門を使って水を防ぎ、干拓によって土地を利用してきました。地形の特徴が、人々の暮らしや産業の工夫につながっている例です。」
親子で話す問い
今回、家庭で話してほしい問いは、「もし自分たちの町が海面より低い場所にあったら、どんな工夫が必要か」です。
堤防を高くする。水を外に出すポンプを使う。家や道路のつくり方を変える。オランダの話は、日本の大雨や洪水への備えを考える入口にもなります。

まとめ
今回の答えは、C:海面より低い土地があるでした。
日本とオランダの試合は2-2の引き分け。そこから、サッカーだけでなく、相手国の地理まで学ぶことができます。オランダは、低地・干拓・堤防のセットで覚えておきましょう。
おまけ知識:オランダの風車は排水装置だった
オランダといえば、風車のイメージがあります。でも昔の風車は、ただの観光名所ではありません。
水をくみ上げて排水し、低い土地を守るためにも使われました。UNESCOのキンデルダイク-エルスハウトの説明でも、堤防、貯水池、ポンプ場、風車などが、水を扱う技術の歴史を伝えるものとして紹介されています。

サッカーの対戦相手から、世界の地理まで学べる。これが時事問題のおもしろいところです。
参考・出典
AP News「Daichi Kamada’s late header gives Japan a 2-2 draw with the Netherlands in World Cup opener for both」
The Guardian「Netherlands 2-2 Japan: World Cup 2026 – as it happened」
UNESCO World Heritage Centre「Mill Network at Kinderdijk-Elshout」
Rijkswaterstaat「About Rijkswaterstaat」

