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【2026年1月】時事問題の深掘り|選挙・外交・観光・パンダ返還・気候変動を親子で考える

この記事では、2026年1月のニュースから、中学受験や公立中高一貫校の適性検査につながりやすい5つのテーマを選び、親子で考えられる形に整理します。ニュースを「知っている」で終わらせず、「なぜ大事なのか」「どの学習単元とつながるのか」「記述や資料読み取りではどう問われるのか」まで深掘りしていきます。

シリーズ 役割 おすすめの使い方
時事問題チェック30 その月の重要ニュースを広く確認する一問一答型 まず30問を解き、知っているニュース・知らないニュースを確認する
時事問題深掘り5 5つのニュースを、背景・単元・記述・資料読み取りまで考える思考型 チェック30で気になったテーマを、親子で話しながら深く学ぶ

使い分けの合言葉は、「チェック30で広く知る、深掘り5で深く考える」です。

2026年1月版の一問一答を先に確認したい場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

【2026年1月】時事問題一問一答30|中学受験・小学生・中学生向け

目次

この記事で深掘りする5テーマ

  1. 衆議院解散・総選挙
  2. 日韓首脳会談
  3. 訪日外国人旅行者・観光
  4. パンダ中国返還
  5. COP30と気候変動

第1章 衆議院解散・総選挙

テーマ:選挙は、国民が政治に参加するための大切な方法です。

ニュースの概要

2026年1月、高市首相は、1月23日に衆議院を解散する決断をしたと記者会見で述べました。衆議院が解散されると、衆議院議員を選び直す総選挙が行われます。

会見では、「主権者たる国民」に判断してもらうという考えも示されました。ここで大切なのは、選挙が単なる政治家どうしの競争ではなく、国民が政治の方向を選ぶ機会だということです。

なぜ大事なの?

日本国憲法では、国の政治のあり方を最終的に決める力は国民にある、という「国民主権」が大切にされています。

しかし、国民全員が毎日国会に集まって法律や予算を決めることはできません。そこで、選挙で代表者を選び、その代表者が国会で話し合う仕組みがとられています。衆議院解散と総選挙のニュースは、国民主権、国会、内閣、選挙制度をつなげて考えるよい題材です。

問題1|記述式の時事問題

問題:衆議院が解散され、総選挙が行われることは、「国民主権」とどのように関係していますか。40〜70字程度で説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:国民が選挙を通じて代表者を選び、政治の方向に自分たちの意思を反映できるため、国民主権と関係している。

解説:国民主権とは、国の政治の最終的な決定権が国民にあるという考え方です。選挙では、国民が国会議員を選ぶことで、政治に参加します。「代表者を選ぶ」「意思を反映する」という言葉を入れると、記述答案としてまとまりやすくなります。

問題2|図解・資料読み取り問題

問題:次の図を見て、国民が直接関わる場面を1つ選び、その理由を説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:投票の場面。国民が候補者や政党を選び、政治に自分たちの考えを反映する場面だから。

解説:解散を決めるのは政治の側ですが、選挙で投票するのは国民です。流れ図を読むときは、「だれが何をする場面か」に注目すると、制度の意味がわかりやすくなります。

問題3|関連した受験問題

問題:選挙と最も関係が深い日本国憲法の原則はどれですか。また、その理由を説明しましょう。

  • ア 国民主権
  • イ 基本的人権の尊重
  • ウ 平和主義
答えと解説を開く

答え:ア(国民主権)

解説:選挙は、国民が代表者を選び、政治の方向を決める方法です。そのため、日本国憲法の三原則の中では、国民主権と特に深く関係します。ただし、投票の自由や平等という点では、基本的人権ともつながります。

もっと勉強しておきたいキーワード

  • 国民主権
  • 衆議院解散
  • 総選挙
  • 小選挙区比例代表並立制
  • 普通選挙

関連する科目・分野・単元

  • 公民:日本国憲法、国民主権、選挙制度
  • 公民:国会、内閣、三権分立
  • 社会:政治参加、民主主義

親子で話してみよう

「もし投票できる年齢だったら、候補者や政党のどんな情報を見て判断したい?」と話してみましょう。政策、くらし、税金、教育、防災など、自分の生活と政治がつながっていることに気づくきっかけになります。

第2章 日韓首脳会談

テーマ:近い国どうしが対話を続けることは、地域の安定や協力につながります。

ニュースの概要

2026年1月13日、高市首相は、訪日中の李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領と日韓首脳会談を行いました。外務省によると、会談は約90分間行われ、会談後には共同記者発表も行われました。

会談では、日韓関係全般、地域の安定、安全保障協力、経済や経済安全保障、サプライチェーン協力などが話し合われました。

なぜ大事なの?

日本と韓国は、地理的に近い国です。人の移動、観光、文化、貿易、安全保障など、多くの分野で関係があります。

近い国どうしは、協力しやすい一方で、歴史認識や安全保障などで意見が分かれることもあります。そのため、首脳どうしが直接会って対話を続けることには、大きな意味があります。これは、地理と公民をつなぐ国際関係のテーマです。

問題1|記述式の時事問題

問題:日本と韓国のような近い国どうしが、首脳会談を続けることにはどのような意味がありますか。50〜80字程度で説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:地理的に近く、観光・経済・安全保障などで関係が深いため、対話を続けることで協力を進め、課題を解決しやすくなる。

解説:ポイントは、「近い国」「関係が深い」「対話」「協力」「課題解決」です。国際関係の記述では、仲がよいか悪いかだけでなく、なぜ話し合いが必要なのかを説明することが大切です。

問題2|図解・資料読み取り問題

問題:次の図を見て、日本と韓国の関係が広がっている分野を2つ選び、それぞれどのような交流や協力が考えられるか説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:観光では、互いの国を訪れる人が増えることで地域経済につながる。経済では、部品や製品の取引、サプライチェーン協力が考えられる。

解説:日韓関係は、1つの分野だけではありません。地理的に近いことは、人の移動や貿易が活発になりやすい理由にもなります。図を見るときは、中心のニュースからどの分野に広がっているかを読み取りましょう。

問題3|関連した受験問題

問題:近隣国との関係を考えるとき、地理的な近さはどのようなよい面と課題を生みますか。よい面と課題を1つずつ書きましょう。

答えと解説を開く

解答例:よい面は、人や物の行き来がしやすく、観光や貿易が活発になりやすいこと。課題は、安全保障や歴史認識などで意見の違いが問題になりやすいこと。

解説:適性検査では、よい面だけでなく課題もあわせて考える問題がよく出ます。「近いから協力しやすい」「近いから問題も影響しやすい」という両面で整理しましょう。

もっと勉強しておきたいキーワード

  • 首脳会談
  • 外交
  • シャトル外交
  • 経済安全保障
  • サプライチェーン

関連する科目・分野・単元

  • 地理:日本と近隣諸国、東アジア
  • 公民:外交、安全保障、国際協力
  • 社会:文化交流、観光、貿易

親子で話してみよう

「日本と韓国の交流と聞いて、食べ物、音楽、観光、製品など、何を思い浮かべる?」と話してみましょう。身近な文化から入ると、外交ニュースも理解しやすくなります。

第3章 訪日外国人旅行者・観光

テーマ:観光客が増えることは、地域経済のチャンスにも、地域課題にもなります。

ニュースの概要

JNTOの発表によると、2026年1月の訪日外客数は3,597,500人でした。前年同月比では4.9%減でしたが、韓国は1,176,000人となり、全市場で初めて単月110万人を超えました。また、17市場で1月として過去最高を記録しました。

訪日外国人旅行者は、観光地、ホテル、飲食店、交通、買い物など、地域の経済と深く関係しています。

なぜ大事なの?

観光客が増えると、地域のお店や交通機関、宿泊施設が利用され、地域経済が活発になります。一方で、混雑、マナー、ゴミ、自然環境への負担、住民生活への影響などの課題も出てきます。

そのため、観光は「たくさん来てもらえばよい」だけではなく、地域にとって続けやすい形にすることが大切です。これを「持続可能な観光」と考えることができます。

問題1|記述式の時事問題

問題:訪日外国人旅行者が増えると、地域にはどのようなよい影響がありますか。具体例を入れて説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:旅行者がホテルに泊まったり、飲食店や土産物店を利用したりすることで、地域のお金の流れが増え、地域経済が活発になる。

解説:観光は、観光地だけでなく、交通、宿泊、飲食、小売、農水産物など多くの産業とつながります。記述では「具体例」を入れると説得力が出ます。

問題2|図解・資料読み取り問題

問題:次の表を見て、観光客が増えることのよい面と課題を1つずつ選び、地域ができる工夫を考えましょう。

観点 よい面 課題 地域の工夫
経済 宿泊・飲食・買い物が増える 人気の場所に人が集中する 周辺地域にも観光ルートを広げる
くらし 交通や案内表示が整いやすい 混雑や騒音が起きることがある 時間帯分散やマナー案内を進める
環境 自然や文化財の価値を知ってもらえる ゴミや自然への負担が増える 人数管理や環境保全のルールを作る
答えと解説を開く

解答例:よい面は、宿泊や飲食が増えて地域経済が活発になること。課題は、人気の場所に人が集中し混雑すること。工夫として、周辺地域にも観光ルートを広げることが考えられる。

解説:表の読み取りでは、1つの欄だけでなく、「よい面」「課題」「工夫」をセットで見ることが大切です。適性検査では、課題を見つけたあとに解決策まで考える問題が出やすいです。

問題3|関連した受験問題

問題:観光を地域の発展につなげるために、「持続可能な観光」が大切だとされる理由を説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:観光客が増えても、自然環境や住民生活に大きな負担がかかると長く続けられないため、地域の経済・くらし・環境のバランスをとる必要があるから。

解説:持続可能とは、「今だけでなく、これからも続けられる」という意味です。観光では、地域にお金が落ちることと、住民の生活や自然を守ることの両立が重要になります。

もっと勉強しておきたいキーワード

  • 訪日外国人旅行者
  • 訪日外客数
  • インバウンド
  • 観光立国
  • 持続可能な観光
  • 地方誘客

関連する科目・分野・単元

  • 地理:観光、交通、地域産業
  • 社会:地域経済、まちづくり
  • 環境:自然保護、持続可能な社会

親子で話してみよう

「家の近くに外国人観光客が増えたら、よいことと困ることは何だろう?」と話してみましょう。観光地に住む人の立場で考えると、ニュースの見方が深まります。

第4章 パンダ中国返還

テーマ:動物園のニュースは、生物多様性や国際協力ともつながっています。

ニュースの概要

上野動物園で飼育展示されていたジャイアントパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」は、東京都と中国野生動物保護協会との協定にもとづき、2026年1月下旬に中国へ返還されることになりました。

シャオシャオとレイレイは、2021年6月23日に上野動物園で生まれた双子のジャイアントパンダです。パンダは人気のある動物であると同時に、国際的な保護や研究協力と関わる生き物でもあります。

なぜ大事なの?

パンダ返還のニュースは、かわいい動物が中国へ帰るという話だけではありません。絶滅のおそれがある生き物をどう守るか、動物園がどのような役割を持つか、国をこえてどのように協力するかを考えるテーマです。

生物多様性とは、さまざまな生き物が関わり合いながら生きていることを指します。パンダの保護を考えることは、森林や生息地を守ること、人間の活動と自然の関係を考えることにもつながります。

問題1|記述式の時事問題

問題:上野動物園のパンダ返還は、なぜ動物園だけのニュースではなく、国際協力のニュースともいえるのですか。50〜80字程度で説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:パンダの飼育や返還は、中国側との協定にもとづいて行われ、保護や研究を国をこえて協力して進める取り組みだから。

解説:ポイントは、「協定」「保護」「研究」「国をこえた協力」です。動物園は、見せる場所であるだけでなく、命を守る、調べる、学ぶ場所でもあります。

問題2|図解・資料読み取り問題

問題:次の図を見て、パンダ返還が「生物多様性」や「国際協力」とつながる理由を説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:パンダ返還は、動物園での飼育だけでなく、協定にもとづく保護や研究、中国側との協力に関わっているため、生物多様性や国際協力とつながる。

解説:関係図を読むときは、中心のニュースから、どの言葉へ線がつながっているかを見ます。パンダ返還は、理科の生物だけでなく、社会の国際協力にもつながるテーマです。

問題3|関連した受験問題

問題:絶滅のおそれがある生き物を守るために、人間社会ができることを2つ書きましょう。

答えと解説を開く

解答例:生息地の森林を守ること。動物園や研究機関が繁殖や調査を行い、国どうしで協力すること。

解説:生き物を守るには、その動物だけを守ればよいわけではありません。すみかとなる環境、えさ、他の生き物との関係も守る必要があります。生物多様性は、理科と社会の両方につながる重要テーマです。

もっと勉強しておきたいキーワード

  • ジャイアントパンダ
  • シャオシャオ
  • レイレイ
  • 中国野生動物保護協会
  • 生物多様性
  • 絶滅危惧種

関連する科目・分野・単元

  • 理科:動物、生態系、生物多様性
  • 社会:国際協力、日中交流
  • 環境:自然保護、絶滅危惧種

親子で話してみよう

「動物園は、動物を見に行く場所のほかに、どんな役割を持っていると思う?」と話してみましょう。保護、研究、教育、国際協力という視点を加えると、動物園の見方が変わります。

第5章 COP30と気候変動

テーマ:気候変動対策には、排出を減らす取り組みと、被害に備える取り組みの両方が必要です。

ニュースの概要

COP30は、2025年11月にブラジルのベレンで開かれた国連気候変動枠組条約の会議です。2026年1月には、環境省の脱炭素ポータルなどで結果概要が整理されました。

COP30では、パリ協定の実施を進めることや、国際協力を加速することなどが話し合われ、「グローバル・ムチラオ決定」などが採択されました。

なぜ大事なの?

気候変動は、気温の上昇、大雨、干ばつ、海面上昇、農業への影響など、国境をこえて広がる問題です。ある国だけが努力しても、世界全体で温室効果ガスの排出を減らさなければ、十分な効果は出にくいと考えられます。

また、気候変動対策には、温室効果ガスを減らす「緩和策」と、すでに起きている影響に備える「適応策」があります。入試では、この2つを分けて理解することが大切です。

問題1|記述式の時事問題

問題:気候変動対策が、世界の国々が協力して取り組む課題とされるのはなぜですか。50〜80字程度で説明しましょう。

答えと解説を開く

解答例:温室効果ガスや気候変動の影響は国境をこえて広がるため、一つの国だけでなく、世界全体で排出削減や対策を進める必要があるから。

解説:気候変動は、国境で止まる問題ではありません。記述では、「国境をこえる」「世界全体」「協力」「排出削減」などの言葉を使うと説明しやすくなります。

問題2|図解・資料読み取り問題

問題:次の表を見て、「緩和策」と「適応策」の違いを説明しましょう。また、学校や家庭でできる例を1つ考えましょう。

種類 目的
緩和策 温室効果ガスの排出を減らし、気候変動の進行をおさえる 省エネ、再生可能エネルギー、公共交通の利用
適応策 気候変動による被害に備え、影響を小さくする 熱中症対策、水害への備え、防災情報の活用
答えと解説を開く

解答例:緩和策は排出を減らす取り組みで、適応策は被害に備える取り組みである。家庭では節電が緩和策になり、暑い日の熱中症対策が適応策になる。

解説:緩和策は「原因を小さくする」、適応策は「影響に備える」と考えると整理しやすくなります。どちらか一方ではなく、両方が必要です。

問題3|関連した受験問題

問題:気候変動への取り組みとして、地域でできることを「緩和策」と「適応策」に分けて1つずつ書きましょう。

答えと解説を開く

解答例:緩和策として、公共交通を使いやすくして車から出る二酸化炭素を減らす。適応策として、ハザードマップを使って大雨の避難場所を確認する。

解説:適性検査では、「自分たちの地域なら何ができるか」と考えさせる問題が出やすいです。地球規模の問題を、地域や学校、家庭の行動に結びつけましょう。

もっと勉強しておきたいキーワード

  • COP30
  • パリ協定
  • 温室効果ガス
  • 緩和策
  • 適応策
  • 持続可能な社会

関連する科目・分野・単元

  • 理科:気温、気候、地球環境
  • 社会:国際協力、環境問題
  • 公民:持続可能な社会、SDGs
  • 防災:熱中症対策、水害への備え

親子で話してみよう

「家や学校でできる気候変動対策を、緩和策と適応策に分けるとどうなる?」と話してみましょう。節電、防災、熱中症対策など、身近な行動から考えると理解しやすくなります。

出典一覧

この記事は、以下の公式・公的情報をもとに作成しています。

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