「実質賃金」は、2026年4月に前年と比べてどうなったでしょうか。
今回の時事問題は、厚生労働省が公表した毎月勤労統計調査をもとに、給料と物価、そして私たちの「買える力」を考えるテーマです。
ミニ問題
2026年4月の実質賃金は、前年と比べて4か月連続でどうなった?
A:上がった
B:下がった
C:ほぼ変わらない

正解は、A:上がったです。

今日のニュース
厚生労働省が公表した「毎月勤労統計調査 令和8年4月分結果速報」によると、2026年4月の実質賃金は、前年同月比で1.9%増でした。実質賃金がプラスになるのは、4か月連続です。
ここで注意したいのは、「前の月より上がった」という意味ではなく、前年の同じ月と比べてプラスという意味であることです。

実質賃金とは何か
実質賃金とは、ひと言でいうと、物価を考えたあとの給料の本当の力です。
給料としてもらう金額そのものは「名目賃金」と呼ばれます。一方で、物価の上がり下がりを考えて、実際にどれくらい買えるのかを見たものが「実質賃金」です。

小学生向けにいうと
たとえば、おこづかいが100円から110円に増えたとします。金額だけ見ると、10円増えています。
しかし、いつも買っていたお菓子が100円から130円になっていたらどうでしょうか。おこづかいは増えたのに、前より買いにくくなっています。
このように、もらう金額だけでなく、モノの値段も合わせて見ることが大切です。
なぜ大事?
実質賃金は、私たちの生活実感につながる数字です。
給料が増えていても、食べ物、電気代、日用品などの物価が大きく上がれば、「生活が楽になった」とは感じにくくなります。反対に、物価の上昇より給料の伸びが大きければ、買える力は上がったと考えられます。
時事問題ポイント
このニュースで押さえたい視点は、次の3つです。

1つ目は、名目賃金です。
給料としてもらう金額そのものを見ます。
2つ目は、物価です。
食べ物や日用品、電気代など、モノやサービスの値段がどう変わっているかを見ます。
3つ目は、実質賃金です。
物価を考えたあと、実際に買える力が増えたのか減ったのかを見ます。
答え方の例
作文や会話で答えるなら、次のように整理できます。
「実質賃金とは、物価の上がり下がりを考えたあとの給料の買える力です。給料の金額が増えても、物価が大きく上がると生活が楽になるとは限りません。だから、給料と物価をセットで見ることが大切です。」
親子で話す問い
今回、家庭で話してほしい問いは、「最近、高くなったものは何か」です。
食品、外食、電気代、文房具、習い事など、子どもの生活に近いものから考えると、ニュースが自分ごとになります。

まとめ
今回の答えは、A:上がったでした。
ただし、大切なのは「上がった」と覚えるだけではありません。実質賃金は、給料と物価を合わせて見る数字です。生活のゆとりを考えるためには、もらう金額だけでなく、買える力まで見る必要があります。
おかわり豆知識
ニュースで「賃金が上がった」と聞いたときは、それが名目賃金なのか、実質賃金なのかを確認してみましょう。
名目賃金は、もらう金額。実質賃金は、物価を考えた本当の買える力です。この違いを知っておくと、経済ニュースがかなり読みやすくなります。

参考・出典
厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和8年4月分結果速報」


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